つくらないアーティスト・イン・レジデンス「めぐりめぐって現在地。ここから、」とは


 現在、公的に支給される助成金は作品単位に与えられるものが大半で、創作が始まる前の興味関心を深める機会創出に対するものはほとんどありません。よって、アーティスト等は常に本番や会期といった締切、あるいは生活・制作資金の確保に追われ、自分の制作の源をじっくりと省みる時間をとりにくいという現状があります。

 そこで本企画は文化芸術に携わる人々(アーティスト、アートマネージャー、キュレーター等)に対して、

① 創作以前のリサーチを行うこと

② ミーティングではない対話の場をもつこと

③ 地域・ジャンルを超えた交流を生むこと

を目的とし、年末年始に共同生活を行いながら、それぞれのリサーチと対話を重ねることで、その後の創作活動に資する時間を提供します。ひいては、ジャンルを横断した座組の形成や今後の創作活動が一層豊かになることを目指します。


・このレジデンスは「やろうと思っていた(けどまだやっていない)ことをやる」ための場です。

・何をするかは自由です。最低限の生活のルールはお守りください。

・ゴールに追われることなく、高くジャンプをする前の踏ん張りのように、自分自身の「現在地」を捉えます。


[日程]2024年12月30日(月)~2025年1月4日(土)

[滞在場所]柳川市文化交流移住体験施設「旧綿貫家住宅」

[参加者]菅本千尋、浅川奏瑛、加茂慶太郎、手嶋萌、荷車ケンシロウ

[滞在報告会]2024年1月4日(土)11:00開始予定

 柳川市民文化会館「水都やながわ」にて

 登壇者:参加者(一部オンライン参加)

 一般観覧:可能(無料・予約不要)

[主催]菅本千尋

[協力]柳川市